被災地視察 PART3 - 2016年2月21日

REPORT By My Privilege - タツヤ (Dr)



仙台市 荒浜地区

早めに就寝できたおかげで、 万全な状態で起床。
この日に福井へ帰るので、午前中のうちにもう1か所行きました。

その他の場所と比べ、工事をしてる部分が少なかったからか、
最も被害が生々しいと、 感じたのがここでした。

防波堤が新しくなっていました。
下の階段は経年劣化が見られたから、
新しく数段増設したのかな?

家の基礎だったであろう部分だけが残された、
広大な土地。生活の跡はあるのに、生活音が無い。
正直に言うと不気味でした。

牛タン食べて帰路に

みんなで牛タン食べて帰路につきました。
牛タンは美味しすぎて、みんな無言で食べてました。

福井着

2016/ 2/21(日)21:30福井着!!
最初の写真と比べると、みんな明らかに疲れているのがわかると思います。

最初は、わざわざそんな遠くに行かなくてもいいじゃん…、と思っていました。
ATMを通じてお金の価値はワープできるし、テレビやネットで被災地の光景は見れます。
ただ、福井に帰ってきて素直に思ったのは、行けてよかったなぁ、でした。
東日本大震災が起きた時は、僕も人の子なので、テレビで流れる映像や、
他人の死について人並みに心を痛めていました。

一方で、被災地を直に見て、考えたのは自分の死、でした。
もし当時、僕があの場所に残っていたなら確実に死んだな、と思いました。
「畜生!!俺はまだやり残したことがあるんだ!! 死んでたまるか!!」とか、考える間もなく死ぬと思います。
自然の脅威に心は無いのだな、と。生きてる内は、明日何しよう、とか、何買おう、とか、

普通に生きていくことを考えてますが、被災地に足を運んだことで、
一時間後急に死んだらどうしようかな、と真面目に考えることができました。

生きると死ぬ意味をgoogleで調べてたら、道元禅師の言葉が出てきたので抜粋。

志のある人は、人間は必ず死ぬということを知っている。
志のない人は、人間が必ず死ぬということを本当の意味で知らない。
その差だ。


今回、被災地に行ったことで、ちょっとだけ志のある人に近づけたのかもしれない。
あと、いろはすはどこで買っても美味い。